丁度10年前だ
東京と岡山を行ったり来たりの2重生活をしていた
大崎にマンションを借りて
五反田のTOCをベースに都内に店舗を展開した
安定した事業展開で東京進出したものの
やはりそこからはスクラップアンドビルドを繰り返し
商売と店舗運営の難しさと多店舗を管理し成長させることの難しさなどを
大いに学んだものだ。

少し時が経ちマンションを引き払い
岡山にハーフハーフくらいベースを移しつつあった
本当に人生は何が起きるかわからないが
事業は栄枯盛衰があり盛者必衰の理があり
一時イケイケでも
いずれ衰退するのがビジネスである
大きな意思決定がありそろそろcollaboも潮時だなって時に
会社としても閉店セールをガチで行っていた
愛車の2トンも好調で都内を縦横無尽に走り回ったものだ
いわば撤退戦の時代だ

事業がいい時は何やっても行けそうなんだが
事業がやばい時ギャンブルと一緒で
いかに損切りを早く確定して逃げ切るかが大切です
高麗堂は現在この過渡期に大きな判断をして
若返りを果たし岡山本社を拠点に
再スタートを切ったのだ

前置きが長くなったが
その撤退戦の時期に僕が発症したのが尿管結石だ
尿管結石の初体験は東京の大井町でのことだった
東京の大井町のビアインホテルのシングルルームで
夜中いきなり強烈な腰痛に見舞われた
腰をハンマーで殴られているような鈍痛
そのあと、食べたもを全てリバースしてムカムカする
その原因が初めてなのでわからないのだ
(今後かかる人は初期症状の段階の情報にしてください)
夜寝れず、強烈な痛みも絶賛継続中
だが全体の会社の予定で僕はトラックを運転して帰る予定になっている
さあどうする?



その時丁度東京での店舗撤退戦で2Tと一緒だった
当時の守屋主任がバファリン的な
痛み止めをくれてなんとか一時をしのいだ
そしてなんと東京の大井町の整形外科で
この原因不明の症状を判別できず医者に
なんとか大きな注射で痛みどめを注射してもらった
この時点で尿管結石とは診断されていないが
今考えたらなんとか痛み止めを打ってもらって座薬をもらって
痛みが軽減されたので車で帰ることが実現した
もう気合いしかない




僕の運転はとにかく安全運転だ
東京から新東名を抜けて
長い静岡を抜ける
その間、痛み止めを打っているものの
鈍痛の波が寄せては返す
長い、長すぎる
名古屋まで来て少しピット
運転中はあまり水を飲まないが(トイレ休憩を少なくするために)
運転しながら油汗が止まらない
水が欲しくなる
水を飲むと腫れている腎臓に負担がかかり
尿管が結石によって閉鎖されているので
新東名が閉鎖して東名のみが開通されている状況なのだ
そしたら何が起きるか
詰まった車は東名に流れ込む
流れ込んだ車は余計に渋滞を巻き起こす
渋滞したらパンクする
パンクした腎臓が腫れ上がって腰や周辺臓器を圧迫する
これが尿管結石の腰痛と鈍痛の原因なわけだが
この名古屋の時点で僕が持っている情報は少なく
東京出発時の僕の病名は
<椎間板ヘルニア>疑惑
東京の整形外科の痛み止めの処方から6時間
そして、僕は名古屋のサービスエリアで
<椎間板ヘルニア>疑惑の痛みを軽減するために
座薬をインサート
鈍痛のコンサートは名古屋にて一旦閉幕し
なんとか岡山まで戻ることができた




歴史を思い出した
島津の退き口だ
関ヶ原から島津義弘300が徳川軍の中心をなんとか突破して
島津まで撤退して帰ったというとんでもないレジェンドだ
僕は島津になった気で単騎で馬を転がし
故郷岡山まで戻ったのだった




そこから夜さらにもがき
翌日、水島共同病院の内科を受診
内科より診断があり疑義があるということで泌尿器科に移される
これは水島共同病院の内科の優秀さ出ているエピソードだと思う
そこから泌尿器科の先生はレントゲンとC Tを交互に見ながら
尿管結石ですと声を発した
これは初めて聞く名前だった
ん?誰が欠席だ?俺はここにいるぞ?
痛みで気が遠くなりそうだったが衝撃波粉砕術という
まさにドラゴンボールの天津飯の技のような名前の手術を提案された




①自然に流れ落ちるのを待つか
②衝撃波粉砕術
③開腹手術

この3点をだいたい提案される

①番はお金をあまりかからないが鈍痛を付き合いながら
屈辱的な座薬を6時間おきに投与するしながら
そして自然に尿と一緒に流れ落ちていくのを待つということだ
でもこれには仕事に支障が出る
そしてその鈍痛は日大のタックルより痛く我慢ができないものだ

③番を提案される場合は石の大きさがあまりにも大きい場合が多いようだ
大きいものは1センチから3センチ腎臓に待機している状況で
直接腎臓がら取り除く場合があるという事だ
でもこのクラスの大きさが尿管に詰まった場合想像を絶する
5ミリでも相当な痛みなのに

そして②番の衝撃波
これはとにかく一番早くて効果的に石を粉砕し尿から排泄できるという
方法で結果論でいうと一番いいと言えます
ただこれは通常の保険の適用外で地味に6万円くらいかかります
ただ、共済保険や特定保険は申請し診断書が医師からもらえれば
適用されるので各地域や病院にて聞いて見るのもいいと思います





というわけで本日2018年6月26日
人生3度目の尿管結石からの衝撃波粉砕術を行いました
3日前の腰痛がこれきたなって
そして今朝いつものやつですわ
これはもう限界だなと思いつつ
もう慣れたもんです
水島共同病院泌尿器科にいくと
窓口の看護婦さんが何も僕が発していないのに
右ですか?左ですか?と聞いてくる
僕は左ですが
すかさず検尿コップとレントゲン室へ行くように言われるが
その前に痛みがひどかったら座薬入れておきますか?
提案が確実なんだ
定食屋に行って<いつもの>っていうくらい
その間20秒
手袋と座薬を渡される
ここまできたらもうスペインのパス回しですわ
言わずとも正確無比なパスが回ってきて
僕はお尻に座薬をゴール

午後から粉砕術にて石を砕きました
最初は確実に混乱しますが慣れてくると痛みの傾向や
感覚で自分で診断できます
皆様も参考にしてください
この曲に助けられました忌野清志郎でデイドリームビリバー