新型コロナウィルスが日本に上陸した
本日、オークションの今後のコントロールと
本社業務と中四国の集荷、
自社オークション安全の確保などの討議で
ある一定の結論を見たので京都に来た

業者から得る情報
京都のオークション会主から得る情報
市場はいつも通りいつものペースで
楽しい雰囲気で進行されるも
業者達の目の奥底には不安と焦燥が浮かぶ

今度どうなるのか?
ジャレド・ダイヤモンドの著書<銃・病原菌・鉄>の内容通り
銃と病原菌によって左右されてきた人類の歴史ですが
現在まさにその転換点を迎えている 

①市場(イチバ)は生き物でありナマモノ

昨年、ZOZOタウンに関するブログで 
本当に公平な取引の重要性を追求する事がいかに大切かを覚え書いた
それはZOZOスーツやZOZOヒートがZOZOタウンサイト及ぼす影響を
弊社の倉敷美術倶楽部オークションに関連付けて展開した

それはまさに、一つの欲に駆られた意思決定が
会社を滅ぼすくらいの打撃を及ぼすという事に他ならない

前澤さんが女優と付き合ったり
月に行くと言ったり
お年玉を配ったりって言う事は
正直経営とはあまり関係ないのだ 
 
それはZOZOタウンの最大の強みである
出品者と落札者(エンドユーザー)を
自分自身は全く在庫リスクを負わずに仲介して
莫大な手数料をもらうプラットフォーマーというビジネスモデルを
プライベートブランドを筆頭とした悪手で
自分自身を殺してしまった事が
ZOZOタウン最大の意思決定でもミステイクなのだ

市場、オークションを運営経営を目指すには
自分自身(プラットフォーム)を知って、
相手(出品者、落札者)を知って
やっと百戦危うからず

自分自身がプラットフォーマーとして社会循環性と社会に必要な機能として
存続させるためには何が必要かどんな行動が必要か考える

孔子曰く 百戦危うからずという事なので
完全に勝てるってわけではなくて
まあ大丈夫だろうってくらいの表現です  

出品者が気分良く不当な手法を使わずに儲けるための
必要なオークションシステムを採用し

落札者には公平に落札する機会を与え(意外に難しくできていないオークション多い)  
接待や個別の利害に利する事なく
純粋な取引を実現する

何よりも大切なのは依存度を極度に下げていく事
次章では依存する怖さについて言及します

②何かに依存すると自主権を失い危機状況に脆くなる

今回の新型コロナウィルスで世界的にあらゆる国、経済が影響を受けている
それはまさに国内の美術品市場も同様である

商売少なからずギャンブル要素があるが
ギャンブルは中々勝てないものである
でも会社の経営は
読書を通じたインプットと
それに苦い経験を組み合わせることによって
勝率を断然あげることができる

私はいかに商売における他者、他人の依存度を下げるかに
非常に過敏なほど意識を傾ける
 
オークションも沢山買う人が買い続けてくれるのは
非常に楽なものだ
でも、それにかまけているうちに
本当に大切な事、大切な人、大切なシステムを失う羽目になるのだ

残念ながら2020年以前と2020年以降のオークションのあり方は
完全に変わるだろう
2020年以前のオークションは中国バブルに依存した状況が
しばらく続きました

昨年までの花形である
中国人オークションは2020年絶望的となった
チャイニーズオークションにポジションしていた
オークションハウスは次の策を余儀なくされる
でもそもそも中国人が買う事の期待で
システムを構築しているので
そこにハマってくれる中国人が来日出来なければ
成立しないのだ

依存度を下げるって事は買う客だけに焦点を合わせるではなく
買う客も通常のお客様も楽しく取引して
何かしらの利益や情報を持ち帰れるのが
市場の本来あるべき姿です

なので2020年は日本政府に関しても
戦争起因ではなく病原菌によって
一旦、色々な事がリセットされると考えています
そしてオリンピックに関しても非常に厳しい判断が迫られます

人が病原菌に侵されて死んでいっているのに
平和の祭典だと健康で筋肉隆々のスポーツマン達が
激しく競い合うのは
どうしても人類のモラルに反してしまいます

アベノミクスでオリンピックに依存して国ぐるみで設備投資を推進して
上場企業の株を買い漁って
上級国民だけが富を貪る社会ですが
オリンピックでそのベット金が回収できなければ
若い世代にさらなる負荷と借金がのしかかってくるのです

というわけで、めちゃくちゃ書きたい内容がありましたが、本日京都を歩きすぎて疲れたので寝ます!