①2021年新学期、ブログ復帰!!!

約半年ぶりにペンをとりました
久々のブログ更新ですが、日々自然に楽しく落ち着いて過ごしておりました

考えれば考えるほど難しい未来が見える日本社会で
経営者のモチベーションも上がっていく要素が全くありません

働けど働けど我が暮らし楽にならざりって言う言葉があります
好きでノラリクラリやっていればいいのですが、
日々生活に困窮しているとか
稼いでも、莫大な税金がのしかかってくると思ったら
どこでやる気スイッチを入れるのかって話です

それはほぼ税金や社会システムにまつわる事で
頑張れば頑張るほどこの世が良くなると信じて日々戦っている人達は
常に自問自答の嵐にさらされます

その中で今後の美術品オークションとアートにまつわる業界
そして企業経営に関連して
どのような転換点を迎えるのかを
少しばかし考えてみました
半年間の充電期間を経てのブログの展開なのでまだギアが上がりきりませんが
ちょっと大目に見てもらえればと思います




②消費者と利用者は常に評価をしている

1点のオークションで全ての信用や信頼を失う事だってあります
無意識で仕事に取り組んだり、無策、無戦略で事業を展開する事ほど危ういものはないです

飲食店だと、第1印象が大切です
接客にエラーがあったり、食事がまずかったり、店が汚かったり
正確な価値提供ができている否かは消費者、利用者は常に見ています

特にパッと見た目ではわかりません
わかりやすい消費者像というのがあればいいですが
案外、<あまり言わなさそうな人>の集団が消費者です
ですがなんと消費者は常に評価しています
まさに、常に監視されていると思った方が逆に気が楽かもしれません

その、評価や心の声をいかに拾っていくか
極力お客様の気持ちやしてもらいたい事に寄り添えるか
企業の発展のキーワードです

考えなくてノリで思うままに経営するのも
利己的ですがそれもまた人の自由、報道の自由、人権問題と照らしあわせると
大きな問題になりません

ただ、今回のコロナでわかったのは
企業活動や会社の存続、継続の立場から見ると
この<ノリ>や<無策>で組織体を動かして行っている所は
衰退局面に立たされています
単純により考えている人に出し抜かれるからです
 
コロナ禍で社会的に経済活動が国家の方針で制限された局面で
 消費の全体のパイが小さくなり需要のストライクゾーンが狭まります
 
選ばれるには常日頃お客様に対する徳をいかに積んでいるかが生命線です
なぜそう言えるかというと
正確な価値提供と他者を凌ぐアウトプットとパフォーマンスができていたら
消費者は日々の評価点が高い所に投票し選ぶからです


それは美術品業界やオークションでも全く同じで
今後、日本で美術品の流通が減少し
中華圏と中国大陸の大きな需要に日本市場が飲み込まれ
旧時代の商品取引に変化が起きた場合

莫大な儲けや財産が残るか残らないかは別として
ビジョンを持っている会社が一番強いと考えています


たった1万円を惜しんで一撃で1000万の信用を失う

美術品オークションと言えども、出入りしてる人々の目的は様々です
売りたい人、買いたい人、情報を得たい人、目当ての女性がいる人、相場を知りたい人、暇な人、動機は様々です

少し前にこんな事がありました
リモート出品をしてくれている出品者がいらっしゃいます
本当に高麗堂を信用してくれて
毎回ハイエース1台分の美術品をコンスタントに出品してくれます
しかも、<成行>で<お任せ>で特に<指値>などを入れずに
多大な出来高を作ってもらってます

そのお客様もリストを作ってくれて
弊社がお預かりして、オークション伝票を起こします
その順番に添ってオークションを進行していきます

もちろん、オークションハウスにとって
お任せで本人の来会もなく
後ほど、売上を報告するスタイルというのは願ってもない案件です

そのお客様の出品の1点が少し他の出品と混ざってしまう事象が起きました
社員総出でビデオカメラで確認し内容を確認できました
落札された方にも連絡をし事情を説明しました
そして、出品者にも連絡を入れて
1点ですがメインオークションで競り直しました

これは弊社のポリシーでもあります
ミスが起きた時の対応
そしてこの1点の対応でもお客様の信用を失う可能性があるという事を
常にオークションハウスとして意識して業務に取り組んでいます
  
④売る人と買う人を繋げて<嬉しい>を増大させる 

弊社は本当にその信用や信頼って当たり前と絶対に思わない事を
社内で共有しています
これはまさに旧時代のオークションの否定でも挑戦でもありますが
お客様の資産をお預かりしているって事を
どんなリモート出品のお客様に限らず
想像して、お客様の顔を思い描いて準備を進めます

そこに、さらにキュレーション(鑑定)も入れていきます
弊社の正確な眼力を持った鑑定士がどのようなステージで競るものなのかを
公正な目で判断し、セッティングします
その上でインターネットでの相場感も確認します
なぜインターネットの相場感も加味するのかというと

美術品は生身のオークションが高いものもが多数ですが
ネットオークションで高く売れるものもあります
それを自分本位な眼力ではなく
さらに客観性を加えた上で
弊社の独自管理のネット関連顧客との連携も取ることで
さらなる相乗効果を生み出していきます

ネット業者に高く買わせる事が目的ではなく
正確な情報を必要な人に伝えて
欲する物を欲する人に適正な価格でお渡しする事に繋がっているからです
なのでネット関連業者さんもまた転売する事で儲かるわけです

それはまさにWINWINの関係性で
45年を超える美術品オークション事業が積み上げた真骨頂でもあります
そこをサボらず、丁寧にする事でさらなる出品を頂いております

⑤買取した業者さんはどこで売ってるの?


新聞や広告で骨董買取の宣伝を良く目にします
弊社も山陽新聞に出しています
ですが、買取業者さんはどこで売ってるんでしょうか?

それはまさにオークションです
オークションによって売れる売れない、向き不向きがあります
その上、よっぽど古いもので流行りの中国渡来の美術品は
東京や京都のオークションに持って行ったりするでしょう


美術品関連の専門オークションを月間6回開催している会社は
全国的にも稀かもしれません
解体業者、不用品処分業者、弁護士、税理士、不動産屋さんと弊社の顧客も多岐に渡りますが
長年の実績と経験があって沢山の依頼を頂いております
相談も受けています

全くビジネスにならない場合もありますが丁寧にお話しする流れで
また、オークションにダイレクトに出品していただいたり
フリーオークションに来会していただいたりします

真面目にコツコツやるのが高麗堂スタイルです
2021年、4月の春の日
お客様第1主義で今年も頑張りたいと思います

今後もよろしくお願いいたします
(書き始めたら止まりません。笑)